こんにちは!今日も今日とてイベントに参加してきました、うえむです!今回は2024/07/09に開催された「kintone hive tokyo vol.19」の参加レポートを書いていきます!

kintone hiveとは?

kintoneの活用アイデアをユーザー同士で共有するライブイベントです。日頃の業務でkintoneを使いこなしているユーザーが一堂に会し、業務改善につながるkintoneの活用ノウハウをそれぞれの視点で披露・共有します。
https://kintone.cybozu.co.jp/jp/event/hive/

わたしがkintone hiveに行く目的

ただ〝kintone関連のイベントだから〟を目的にしてイベントに行くには勿体ない!!なので、改めて目的をきちんと整理します

・登壇者の発表や参加者の反応を〝ライブ〟で体感したい(動画では味わえない雰囲気を体験したい)
・kintoneの仲間と繋がりたい
・自社の製品が大舞台で輝いている瞬間に立ち会いたい(という気持ちを再熱させに行く)

去年のkintone hive tokyo vol.18の思い出

2023年のkintone hive tokyoで〝ちどり保育園 園長 吉岡敦志 氏〟に、自社製品であるChobiit for kintoneの活用事例を発表いただきました。吉岡さんの舞台にChobiitの名前も一緒に連れて行っていただけたことは、わたしにとって大変感慨深くうれしい思いでいっぱいでした。「kintone hiveに登壇することになり、資料掲載のためロゴの提供をいただけませんか?」というお問い合わせをいただいたことを今でもはっきりと覚えています。(当時わたしが偶然お問い合わせ担当でした!)
ちどり保育園 園長 吉岡敦志 氏
いつかまたこの日のように、利用者の方が〝誰かにこの製品の良さを伝えたい〟と思っていただけることを目標に、うえむは今日も日々邁進をしております!

そして本題、kintone hive tokyo vol.19

今年の登壇者はこの方たちだっ!!

①アクタス:青松 崇史 氏・小鑓 大介 氏「CSを向上させる業務改善・新規事業」

【要約】
直営のお店から家具の修理部門に異動し新しい業務を覚える中で、業務工程の複雑さから課題を実感した青松さん。当時の上司に業務改善の相談をしたところ上司に〝kintone〟を紹介されるところから、この発表はスタートします。

次に、コンタクトセンターが新しく発足し、小鑓さんが配属されます。ただし社内情報が煩雑化しており、どうやってこの部門をうまく運用させようか頭を悩ませていたところ、青松さんの「kintoneでえぇんちゃいます?ニヤッ」の声が。最終的には「キントーン兄弟」と社内で呼ばれるようになりました。

〝KINTONE DOJO〟というコミュニティサイトを設立し、社内アプリ開発者10名ほどを集め、情報共有や切磋琢磨ができる環境を作りました。知識は過去、知恵は未来。kintoneを活用して新たな知恵を追い求めてこれからも頑張っていきます。

登壇しているお二人の特徴を捉えたアイコン
このアイコンのおかげで〝誰が〟という部分が分かりやすかった!
2人での登壇ならではの配慮ですね

お話だけでなく、資料のデザインにもこだわりが伺えて
視覚的にもとても楽しかったです✨

②インデックス株式会社 牧 良太 氏「補助金を活用した大規模開発で全体最適化を目指せ!~各種業務の可視化戦略~」

【要約】
DXの基本はスモールスタート。大規模開発は、難度も高いし失敗リスクも高いと言われています。それでも大規模開発を行い成功させたお話です。

社内DXは進んでいるものの、スモールスタートのDXを繰り返した典型例である、すべて違うツールでのDX化により二重入力に悩む現場。中には使いづらいと利用されていないツールもありました。

ただし、多額の費用を投資してDXツールを導入していたため、経営陣はkintoneの導入にやや後ろ向き。補助金を活用し、費用を最小限に抑える算段を立て、最後は「責任もって最後までやりますので開発をさせてください!」という熱意によって、kintone導入へのスタートを切ります。

実際に実装された内容については大規模開発ゆえにボリュームが多いので、ぜひ記事最下部に掲載されているアーカイブを観てください☺現在はkintone人材も増え、牧さんは今後さらに自社のDXを進めることで社外関係者間とのやりとりもDX化し、結果的に建設業界全体のDX活性化させることを目指していきます。

スモールスタートでkintoneを入れると
kintoneへのイメージが悪くなることを危惧し
あえて大規模開発を選んだそうです

kintoneがうまく浸透するように外国人社員にはあえてスモールスタートで進めたそうです。
できるだけ柔軟に、利用する人たちに合わせて綿密に練られ準備された導入。
そこにはこの発表だけでは語り切れない苦労が山ほどあったはず。
一気にkintone化することで社員の意識改革を行い
結果的に現場の負担を減らしたいという牧さんの思いが伝わってきます。

③ケアパートナー株式会社 橋本 崇 氏「アプリ作成者は本社全員である」

【要約】
経理畑の非IT部門としてキャリアを積んできましたが、kintone導入後積極的にアプリを作るようになった結果、「kintoneに詳しい人」として社内の色々な人からkintoneの相談をされるようになりました。

ケアパートナー株式会社では全部門全社員にkintone教育を実施しており、かつkintoneアプリ作成権限を与えています。社員がkintoneを気軽に触れる環境を整えていることで、kintoneが社内に浸透し「新入社員には既存社員が教える」流れが生まれました。

ただし、アプリが詳しい特定の人に問い合わせが集中してしまうという悩みが発生。そこで、会社が認めるスキル保有者を〝アプリマイスター〟として役務に対する報酬を出す、〝アプリマイスター制度〟を考案。意欲のある人を増やしていく仕組みを作ることで、アプリに詳しい人自体を増やしてしまおう!という構想です。

〝アプリマイスター〟が増え、現場の業務が楽になることで、お客様に向き合う時間をより多く増やすことができるようになる未来に向けて、これからも頑張っていきます。

サイボウズ社から提供されているものをうまく活用し
社内リソースを割かずにkintoneの教育を実現!

社員全員にアプリ管理権限が付与されていることも、
各社員が積極的にkintoneを活用する所以に感じました!

Excelの使い方を教えてあげるように
kintoneの使い方を教えることが常態化されているそうです!
ここまでしっかりと浸透させたのは橋本さんの尽力があってのこと

④株式会社小善本店 小林 祐介氏・松川 菜々美 氏「kintoneの限界決めてませんか~海苔の小善本店 kintoneによる「理想のIT化」への挑戦~」

【要約】
市販の基幹システムが稼働していたが使いづらさが目立ち、アナログな伝票・資料管理、システム買がまだまだ根強く残る製造現場に頭を悩ませていた小林さん。何よりもプログラムが書けるのに自分でいじれないシステムにもどかしさを感じていました。

そして時は過ぎ、2020年に小林さんはkintoneに出会います。JS/CSSによるカスタマイズができることに心を射抜かれ、社長に許可をもらい、導入推進をすることになります。

kintoneと基幹システムを連携するも、連携エラーやリアルタイム性に限界を迎え、kintoneで基幹システムの連携を決意します。大変な開発のなか、新入社員として入社した松川さん。入社早々、右も左もわからないまま開発途中のkintoneに対して、テスト用の数百件のデータ登録がはじまります。

kintone基幹システム化は開発こそ困難を極めましたが、現場・営業・経営層からも支持を受け、好評な結果をもたらしました。これからの展望は、海外拠点のIT化を促進し、グループのみならず日本・世界にIT化で貢献していきたいです。

膨大なアプリ量!開発の苦労が伺えます…!
それでもみんなが利用しやすいようにポータルも工夫されていますね

kintone基幹システム化により、各部門からのポジティブな声が寄せられています。
使う人が便利に感じるシステムを構築することの大切さを感じます

⑤株式会社成田デンタル 吉原 大騎 氏「kintoneが支えるマネプロをみんなに活用してもらいたいんじゃ!」

せっかくなので、ぜひCybozu Daysでの本選でぜひ聞いてほしい!!そのため要約の掲載は控えようと思います‍️✨みなさん、Cybozu Daysで生の発表を聞きにいきましょうっ応援しています、頑張ってくださいっ!

愛用しているパッケージ版サイボウズOfficeの終了予定から始まるお話です!

趣味のデドバの戦歴アプリでkintone学習をする吉岡さん笑
趣味の分析に使うからこそ、最大の熱が入りますね

⑥司法書士法人NCP 山下 菜摘氏・酒井 裕一 氏「kintoneで全国行脚の旅」

【要約】
kintone導入のお話。代表がタクシーの座席の映像広告に影響から次々にDXサービスを導入するも、複数サービスを扱うため業務が煩雑化。当時からkintoneも導入していましたが、勤怠管理でしか使っていませんでした。

そこでCybozu Days 2022に参加し「現在使っているサービスはすべてkintoneで実装できるのではないか?」という気づきから社長に提案したところ、事務スタッフから異動し、業務推進企画室の室長(山下さんおひとり)に大抜擢をされるところから、このお話がスタートします。

年に1回の全社会議でkintoneを導入したら何がよくなるのかメリットを宣伝したり、kintoneが必要そうな部署を巻き込んで要件定義を行ったり、開発を進めていきました。

いざ導入する段階、zoomの起動にも一苦労な社員にkintoneを推進するため、全拠点に赴き対面で導入説明会をする〝全国行脚〟の実行を決断し、約2ヶ月で全社への定着を実現しました。ただし止まらない社内問い合わせを救ってくれたのは酒井さん。初期メンバーのため仕様を理解しており、一番人数の多い東京事務所の問い合わせを一手に引き受けてくれました。

結果論でしかないけれど、新しいことやITに苦手意識がある社員が多い場合には〝全国行脚〟は有効な手段だったと思います。業スーメンバーの素晴らしさを伝えたくて本日は登壇をしました!!

インデックス株式会社の牧さんでも同じ話が挙がっていましたね!
サービスが増えて業務が煩雑化してしまうのはDXあるあるなのかもしれません

全国行脚をする山下さんに、SE夫さんからのひとこと…!
それでも全国行脚の効果は社員のみんなが証明してくれています
確かに一理あるけれども、対面でしか得られない効果は絶対にあるとわたしも思います!!

⑦東京電力エナジーパートナー株式会社 久保 佑太氏・櫻井 奈津実 氏「kintone導入推進の軌跡~元サイボウズの方ですか?と言われながら~」

【要約】
kintoneを1年で、2ユーザーから500ユーザーまで増やしたkintone導入推進のお話。1年前、久保さんがDX推進室に着任し、DX化を目指すためにkintone導入をするところからお話が始まります。

社内に推進するにあたり、久保さんが各部門に提案。久保さんのあまりのkintoneへの詳しさに「元サイボウズの人ですか?」と言われるようになりました。成功させるために、1時間1本勝負で紹介→業務ヒアリング→デモの順で提案を試みたところ好感触。「作れるならそのまま作ってよ」と言われてもあくまでDX推進室はサポートの施設を貫くことで現場主導のシステム作りに注力しました。

DX推進室に同じく着任し半年の櫻井さん。kintone推進にあたり課題解決ができないかを議論することで「kintoneがDXの〝ものさし〟になる」と思ったそうです。

最終的には「kintoneがないと仕事が進められない」という声があがるまで浸透をさせることができました。今後は、社内発信(ブログ)、kintoneバーチャルチームの設立、ランク制度を他の人を育成した人がより上位ランカーとする制度を考案しています。

費用対効果や成功するか以上に、DX推進室として
kintoen導入をやりきれるかどうかという思いを大切にしていたとのこと。

やる前から結果を求めても身動きが取れなくなってしまいますよね…
やはり、大きな決断の前には、大きな覚悟が伴うということですね

自分が作ったほうが早いという葛藤の中でも、
やはりサポートに徹することを選んだ久保さん。
現場の人に経験を積んでもらうことが
kintone推進のための一番大事なポイントなのかもしれません✨

さいごに

わたしも最近は人前で話す機会が増えてきているので、皆様の発表内容はもちろんのこと、登壇者の話し方からスライド資料まで、隅から隅まで勉強になりましたいつかこのような大舞台にいつかうえむも立ってみたいな~✨

そして、kintone hiveに限らず、自社製品がもっと日の目を浴びれるようにこれからも日々のお仕事がんばっていこう、そう改めて思うことができました️‍♀️(こういうオフラインイベントに参加するたびに心が燃えます)

次はCybozu Daysが11/7(木).8(金)にあります!ノベルワークスはブース出展するので、会場で皆様にお会いできるのを心待ちにしておりますぜひご来場ください!!!