皆さんkintoneで業務改善してますか?

弊社では「kintoneを自社で使いこなしたい!亅とお考えのお客様にkintone研修プログラムをご提供しております。

実際にご参加頂くお客様のITリテラシーは様々ですが、「Excelは使えるけどプログラムはからっきしです!」という方は個別研修を受講されています。

kintoneuniversity

確かにkintoneはノンプログラミングでも工夫次第で「顧客管理」に「案件管理」や「タスク管理」などいろいろな用途でご利用頂けます。

なんですが。

やはりシステムはシステムです。

リレーションってなに?
RDBとか聞いたことあるけど?
テーブルってピボットテーブルでしょ!

な方には少し壁があるように感じられます。

kintoneは入力画面がそのまま出力画面となり、そのままデータベースになる手軽さが最大の売りですが、
アプリ単体で完結させようとすると、気が付くとややこしい自体になります。(;’∀’)

・案件管理してるけど顧客Aさんのxxx案件のレコードはどれだっけ?
・営業日報もあるけど、先月の顧客Aさんの営業活動履歴はどうなってる?

アプリ間の繋がりがないと、アプリ内で「顧客氏名」や「案件名」を検索して探しだす必要がでてきます。
スマートじゃないですねぇ。。。

では、どのように解決すれば良いのでしょうか?

その答えが、kintoneで「アプリ間連携させる」です。

では、早速見てみましょう!

kintoneでアプリ間連携を実現するためのポイントは?

ずばり、以下の3つの機能を利用すると簡単に実現できます。


・アクション
・ルックアップ
・関連レコード一覧

仮に案件管理システムをkintoneで作ると見立てて考えてみましょう。

STEP.1 まずは「案件管理」に必要な情報を洗い出し

1.顧客番号
2.氏名
3.住所
4.電話番号
5.メールアドレス
6.案件名
7.案件詳細
8.購入予定商品
9.数量
10.合計

ざっとこんなもんでしょうか!?

考えれば考えるほど悩んでしまう方は、kintoneサンプルアプリを利用してみましょう!

サンプルアプリはこちら

今回はサクっと「アプリストア」から作成してみましょう(^^)/

サンプルアプリ

STEP.2 kintoneアプリストアを利用して顧客管理アプリと案件管理アプリを作成する

アプリストアからのアプリ作成方法はこちら

作成した案件管理アプリでは、顧客情報と案件情報、さらに活動履歴(テーブル)が用意されています。

案件管理アプリ

STEP.3 まずはルックアップで顧客情報を連携しましょう

kintoneでアプリ連携といえばこれ!と言いたいところですが、ルックアップといえばマスタデータのコピー機能と言ったほうが馴染み深いでしょうか。

カンタンにおさらい
ルックアップとは、Aアプリの情報をBアプリに引っ張ってくる機能ですね!
そしてもう一つおまけでついてくる機能が、ルックアップキーにルックアップ先レコードへのリンク(リレーション)が付くことです。
今回のアプリ間連携では、この機能を利用して顧客リストと案件管理の関連するレコードを自由に移動できるようにします。

それでは、早速案件管理から顧客リストの顧客情報を引っ張ってみましょう!

①まずは文字列1行フィールドを削除してルックアップフィールドを配置します

②ルックアップフィールド、ルックアップコピーフィールドなど設定します

③アプリを更新して案件管理アプリのルックアップフィールドが完成です!(のちほど使いますよ!)

 

STEP.4 顧客リストに関連レコードを追加します

顧客リストへの案件管理アプリからのリンクはルックアップフィールド追加で完成しましたので、次は顧客リストから関連する案件管理レコードへのリンクを追加します。
そうです!「関連レコード」を使って簡単に実現できますよね!

①顧客リストアプリの設定変更画面から関連レコードを追加しますよ!

②続いて関連レコードの設定です。顧客リストから該当する案件管理アプリのレコードだけを関連付けします。

③設定完了しましたら、忘れずに「アプリの更新」ですね(^^)/

これで、アプリ間連携の完成です!!!
完成までわずか5分です!

STEP.5 完成した顧客リストと案件管理でアプリ間をサクサク移動してみましょう!

顧客リスト→案件管理への移動は、関連レコードから
案件管理→顧客リストへの移動はルックアップフィールドから、一発で該当レコードに飛びつきます!

以上です!

今回は「ルックアップ」、「関連レコード」という2つのフィールドを使って簡単アプリ間連携を作成してみました!

えっ?「アクション」がでてこないじゃないかって?

アクション機能を使うと、さらに便利な連携が実現しますが、長くなりましたので続きはまた次回に!(;^ω^)

乞うご期待!