皆さんこんにちは!しもむーです。
kintone使いこなし術(アプリ間連携編)もいよいよ最終章となるvol3の発表です!
今回はvol2で予告しました「アプリコードを利用したカスタマイズ連携」をご紹介しますよ(‘ω’)ノ
アクション機能の醍醐味である入力補助機能を活用しました。さらにルックアップ自動取得カスタマイズでより便利な連携を実現しましたね。
今回は連携元と連携先レコードが「1:1」の関係になる場合にとても有効な「アプリコード」を利用して、お互いのアプリコードが自動で登録されるカスタマイズ方法をご紹介!
アプリへの追加レシピ
アプリ | 追加フィールド | 役割 |
顧客リスト | 連携先「アプリコード」格納フィールド(文字列) | アクション実行で登録した「案件リスト」の特定レコードKey(アプリコード)を自動設定します |
案件リスト | 連携元アプリ「レコード番号」格納フィールド(数値) | アクション実行でコピーされる「顧客リスト」の特定レコードKey(レコード番号)を保有します |
STEP.1 アプリの準備
今回はアプリコードを利用した連携を行いますので、連携元アプリレコード番号の受け皿となる数値フィールドを追加していきましょう!
※自らのレコード番号も一目でわかるように「レコード番号」フィールドも追加しちゃいます!
続いてアプリコードを利用する設定を行いますね!
高度な設定を選んでぇ~
任意のアプリコードの「キー項目名」を入力して保存します。
今回は案件アプリですので、「anken」としました!(^^)/
次に【連携元】となる「顧客リスト」には、「案件リストのアプリコード」の受け皿を用意しましょう!
そもそもアプリコードってなになに・・・?
アプリコードとは、kintone内のコメントやピープル、スペース内スレッドなど、あらゆる投稿時に「アプリの1レコードを特定する」キーとして機能するものです!
ルックアップと同様に外部リンクが設定され、どこからでも特定のレコードに飛びつくことができる便利機能です!
STEP.2 顧客リスト「アクション」機能の設定追加
続いて前回(vol.2)で作成した「アクション機能」の設定を変更します。
顧客リスト「レコード番号」 → 案件リスト「連携元レコード番号(数値)」 ※コピーフィールドを追加します。
これでアクション実行時に、顧客リストのレコード番号が案件リストの連携元レコード番号フィールドにコピーされます!
STEP.3 いよいよカスタマイズ!
今回のカスタマイズはこんなイメージです。
- 顧客リストからアクション!
- 案件リストで新規登録!
- 新規登録した案件リストのアプリコードをアクション元顧客リストのレコードに自動更新!
(function () { "use strict"; //案件リスト新規レコード作成「成功」時に実行 kintone.events.on('app.record.create.submit.success', function(event) { //顧客リストアプリID var clientAppNo = 175; //顧客リストレコード番号(アクション実行時コピー) var clientRecNo = event['record']['clientNo']['value']; //連携(更新)するアプリコード+登録レコード番号(案件リスト) var ankenNo = "anken-" + event['record']['$id']['value']; var modbody = { "app": clientAppNo, "id": clientRecNo, "record":{ "ankenCode" : { "value" : ankenNo } } } //顧客リストに更新 kintone.api(kintone.api.url('/k/v1/record', true),'PUT', modbody, function(resp) { // success console.log(resp); return event; },function(error) { // error event.error = 'アプリコード更新エラー'; return event; }); }); })();
おまけ jsファイルをkintoneに読み込み
kintone案件管理アプリのアプリ設定から
JavaScript / CSSでカスタマイズをクリック
PC用のJavaScriptファイルの欄の「アップロードして追加」ボタンをクリックし、先ほど保存したjsファイルを読み込みます。
読み込んだら、左上の「保存」ボタンを押してアプリを更新すれば準備OKです!
おまけ2 確認してみましょう!
連携先のアプリコードが自動で更新できました!
kintoneのアプリ連携は「アクション」「ルックアップ」「関連レコード一覧」で実現可能ですが、アプリコードの利用でさらに便利な連携機能が実現できます。
今回はもっとも簡単な自動更新カスタマイズを行いましたが、少し手を加えるだけで相互連携も可能ですね!
皆さまのkintoneライフに少しでもお役に立てたら嬉しいです(*”▽”)
もっと詳しくカスタマイズについて知りたい!
アプリ間連携をもっと極めたい!
という方はkintone研修プログラムをご提供しております。
【kintoneステップアップセミナー ~アプリ連携テクニック編~】
や
【アプリデザイナープラス~
プログラミング未経験者でも、目的に合わせたテンプレートを使ってkintone+αの機能を活用~】
など様々なコースをご用意しておりますので、ぜひご受講ください(V)o¥o(V)
アプリ間連携シリーズvol4は現在考案中です。w
皆さまからの「こんなことできないの?」「こうやって欲しいんですよ!」というご無体なwご要望が私達に「ヒント」を与えてくれます。( ^ω^ )
お気軽にご相談をお待ちしておりますよ~☆彡