今回より、「kintoneの困った!を解決しよう」シリーズが始まりました
今までご相談いただいた「kintoneでこれ困った!」内容を解決方法と共にご紹介いたします(*’ω’*)ノ
皆さまのkintoneライフにぜひお役立ていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
では早速の第一弾は「CSVデータからの登録・更新」でございます。
kintoneへのデータの登録、複数項目の一括更新はcsvを使用することがほどんとだと思います。
kintoneはCSV,Excelデータでのデータ登録、更新に対応しており、非常に便利な機能の1つですね!
ですが、ここに、ちょーっとした罠が。。。
困ったその1:CSVの読み込みエラーでつまずく
kintoneはCSVからのデータ読み込みが可能と、非常に便利な機能があります。
いざCSVを読み込むぞー!と作成したCSVを読み込むと、エラー、エラー、エラー、、、
そんな経験はありませんか?
実はkintoneへの読み込み用CSVを1から作成するのは少し難易度が高い気がします。。
では、実際に、どーやって読み込み用CSVを作成したら良いのでしょうか・・?
kintone読み込み用CSVを簡単に作成
STEP1:CSVファイルの書き出し
まずはエクセルを開き、、ません!ここで、kintoneのレコード一覧画面を開きます。
そして、「…」から「ファイルに書き出す」をクリックして、一旦CSVファイルを書き出してしまいましょう!
kintoneのCSVファイル書き出しについて、
詳しくはkintoneユーザーヘルプをご覧ください。【ファイルにデータを書き出す】
STEP2:CSVの編集
さて、書き出されたCSVを見てみると。。。。
kintoneで設定したフィールド情報がCSVに書き出されています!
このCSVを雛形とし、レコードを追加したい場合は、行の追加、
レコードを更新したい場合は、変更したいフィールド情報のセルを編集すればOKです!
ベースがkintoneから書き出されたCSVを使用しているので、読み込みの際エラーが出ることが格段に減ります!
コツはkintoneから書き出したCSVを使用すること!です(・∀・)
困ったその2:チェックボックス、複数選択の書き出し読み込み
・フィールドのひとつ、「チェックボックス」「複数選択」の値を書き出したとき、
数字が出てきた!?値はどこへ!?1ってなんぞ!?
・「チェックボックス」「複数選択」を設定した値で読み込もうとすると、エラーになる、
正しく設定した値を入力しているのになんで!?
など、焦ったことはありませんか・・??
実は、kintoneから書き出された、「チェックボックス」「複数選択」は、設定した値は書き出されず、値ごと分かれ、チェックの入っている項目は数字の「1」として書き出されます。
逆もまたしかり、「チェックボックス」「複数選択」を読み込む際には、設定した値ごとに用意し、チェックを入れたい個所に「1」を入力して読み込む必要があります。
では、画像も踏まえて正しい更新方法を見てみましょう!
STEP1:CSVの加工
チェックを入れたい個所には「1」を、チェックを外したい個所には何も入力せず、csvを加工します。
今回はチェックボックス、複数選択共に[sample1]にチェックが入るようにしてみます。
STEP2:kintoneへ読み込むぜ
加工したcsvをkintoneへ読み込みます。
csvの読み込み方法は、kintoneユーザーヘルプをご覧ください。
【[レコードの一括登録/更新] ファイルを読み込む】
更新の際には、必ず「一括更新のキー」にチェックを入れてくださいね!
(一括更新のキーは一意である必要があるので、レコード番号を一括更新のキーに設定すると良いですよ!)
※「一括更新のキー」にチェックを入れると、キーに設定した値が既にアプリ内に存在する場合は、更新を、ない場合は新規追加してくれます。
レコード詳細で、値が更新されているか確認してみましょう!
チェックボックス、複数選択ともに「sample1」のみに更新されていますね(/・ω・)/わーい
これでOKです!分かってしまえば簡単ですね~~~
困ったその3:サブテーブルの書き出し、更新
これもまた一癖ある、サブテーブル。。。
kintoneから書き出したデータを見てみると。。。
書き出したレコードは1つのはずなのに、2行書き出されている!!!と驚きませんでしたか?
サブテーブルを書き出す際には、1レコードであっても、サブテーブルの数だけ行数が増えてしまいます。
書き出す際に、こっそり注意書きが出ているのが、まさにそのことを指していたのですね。
そして、ここからが由々しき問題。。。
サブテーブルは書き出すことは可能ですが、標準機能では読み込むことが出来ません!!!!!!
なんということだ。。。
コマンドラインツールを使用することで、値を操作することは可能ですが、素人には何が何やら。。。
ですので、サブテーブルをご使用の際には、ご注意くださいませ。
((このサブテーブルの困ったを解消すべく、ノベルワークスは動き出してます..お楽しみに!))
今回は
①kintoneへの読み込み用CSVの作成
②チェックボックス、複数選択の書き出し読み込み
③サブテーブルの読み込み、更新
について解説いたしました。さて次回はどんな「困ったこと」が紹介されるのでしょうか・・?
お楽しみに~(‘ω’)ノ