kintoneデータ外部共有サービス|| Chobiit for kintone

広告受発注システムとしてのご利用事例

株式会社ADWAYS DEEE様では、Web広告の受発注システムとしてChobiitを採用していただいております。
今回、導入の決め手やご利用の流れなどを詳しく伺いました。

お話をお伺いさせていただいたADWAYS DEEEの皆様

株式会社ADWAYS DEEE様の事業内容を教えてください。

2023年に株式会社アドウェイズより子会社化し、新たにスタートした会社です。現在は主に、国内最大級のアフィリエイトサービスである「JANet」や「Smart-C」、リワード広告型のオファーウォールサービスの「AppDriver」などの提供を行っています。

Chobiit for kintone導入前の課題・導入の経緯

導入いただく前はどのような課題があったのでしょうか?

これまでは、顧客との広告の受発注を、紙の申込書もしくはPDFデータで行っていたため、それによる業務の非効率性やコストの面に課題を感じていました。特に、申込書の印刷や郵送、社判の捺印などの作業に多くの時間がかかっており、業務のボトルネックとなっていました。

そこでChobiit for kintoneを導入し、受発注業務のオンライン化を図ることを決定しました。

kintoneは元々活用されていたのでしょうか?

はい、元々社内ツールとして広告のデータ登録などで活用していました。そのため、受発注業務のオンライン化にあたって、kintoneと連携できるツールを探していました。

外部連携サービスは色々とありますが、Chobiit導入の決め手はありますか?

kintoneに連携できるツールを検討している中で、Cybozuが主催するイベントに参加し、Chobiitのことを知りました。部署内で話し合い、操作性の良さやカスタマイズのしやすさなどがポイントになり、導入を決めました。

また、導入費用もリーズナブルだったことも決め手の一つです。
従量課金制のため、費用対効果の算出が少し難しかったのですが、トライアル期間を長めにとらせていただけたので、しっかりと本導入時の見積もりを立てることができました。

〈補足〉
Chobiit for kintoneは初期費用・固定費0円”使った分だけ”の従量課金制でご提供しているサービスです。
“スモールに使い始めたい”,”月毎に利用数が異なる”など様々なご要望に柔軟に対応できることが特徴です。

kintone×Chobiitでつくるオンライン受発注システム

kintone×Chobiitで構築された受発注システムを詳しく教えてください。

kintoneで作成した複数の申込書アプリを、Chobiitの“認証機能”を利用し、顧客に共有しています。
Chobiitにログインするためのアカウントを弊社側で作成し、顧客にはこのアプリを通して、弊社の営業担当と申込書のやりとりを行っていただいています。

〈補足〉
“認証機能”
とはkintoneアプリをChobiitのID・パスワードを持っている人にのみ共有する方法です。
お客様それぞれのマイページのようにご利用いただくことができます。
kintoneとChobiitでは常に同じデータを共有し、どちらからもレコードの閲覧・編集・削除が可能です。
複数のお客様と同じkintoneアプリを共有しますが、それぞれログインしたお客様のレコードのみを表示させる機能もございます。

独自のカスタマイズはどのようにされていますか?

Chobiitのログイン画面やログイン後の画面を、弊社独自のデザインにカスタマイズしています。

また、ログイン時に入力する値をログイン名ではなく、メールアドレスに変更していたり、各レコードがkintoneのプロセス管理と連動するように処理をするなど、独自の変更も加えています。

kintoneアプリ

Chobiitログイン画面

Chobiit側のレコード一覧画面

〈補足〉
Chobiit画面全体もしくは特定のアプリに対してjavascript/CSSファイルを適用して独自にカスタマイズしていただけます。

受発注業務はどのような流れで行っていますか?

まずは、弊社の営業担当と顧客側で、事前に決定した広告発注の内容をもとに、レコードを作成します。

その後、顧客にはChobiitにログインしていただき、レコードの内容を確認してもらい、不足や修正などがあれば編集して入力完了ボタンを押していただきます。

最後に、弊社の営業担当がkintone側で内容を確認し、ステータスを進め、Chobiit側で顧客側に「利用規約に同意」をしていただくことで、申し込みが完了となります。

kintone×Chobiitアプリ構成図

kintone×Chobiit受発注業務フロー

導入後、どのような変化がありましたか?

元々、紙やPDFデータの申込書で対応をしていた頃は、申込から完了まで最大2週間かかっていたのですが、それらが即日~1週間前後で完了するようになりました。

作業工数の削減はもちろんのこと、申し込み完了までのスピードが速まったことで顧客が希望するタイミングを逃さず、広告の配信を行えるようになりました。そのため、部署内の売り上げにもインパクトを与えてくれています。

1か月のうち、顧客からの広告申込数は数百件ほどありますが、Chobiitでの受付に移行を進めており、現在はそのおおよそ4分の1は切り替えが完了しています。    

申込~完了までの日数が大幅に短縮

利用された方々からの反応はいかがでしたか?

顧客側からは、とても良い反応をいただけており、今後も問題なく活用していけそうです。社内の営業担当からも好評で、利用率が上がっています。

また余談ですが、「Chobiit(ちょびっと)」という名前もかわいいですし、覚えやすいので社内でもよく話に上がるようになり、社内で浸透してきています。

今後の展望

受発注システム以外に、kintone×Chobiitでオンライン化できそうな業務はありますか?

従来、顧客から発注された広告は、配信を開始した後も条件や予算・クリエイティブの変更など、弊社営業担当と顧客間で様々なコミュニケーションが発生します。

今後はそういった広告を配信開始した後の業務も、Chobiitに置き換えていくことで顧客とのやりとりもよりスムーズに行えると思いますし、利用率の向上も見込めるため、次のステップとして新しい展開を狙っていきたいと考えています。

〈ノベルワークスコメント〉
紙やPDFの申込書をオンライン化するという、まさにChobiitが目指している”DX、デジタル化の第一歩としてお役に立ちたい”という
想いと非常に一致したご利用事例でした。
実際にご利用いただいた皆様の反応も良いとのことで非常に嬉しく思います。
今回はADWAYS DEEE様独自のカスタマイズもしていただいており、「ChobiitのAPIがない」「IDが付与されていない箇所がある」など
開発者目線でのChobiitの改善点も沢山お伺いすることができました。
さらにご活用いただきやすくなるよう、今後のアップデートで対応していければと思っております。
この度は貴重なご意見をいただき誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

公開日:2024年11月29日