
公開日:
2026/06/22

お客様名
株式会社池田泉州ホールディングス様
事業内容
銀行、その他銀行法により子会社とすることができる会社の経営管理及びこれに付帯関連する一切の事業
【本事例のポイント】
背景:DX・デジタル推進の一環で2019年度にkintoneを導入し、2024年度に銀行全体へ展開しました。
課題:活用促進に向け、ユーザー部門による自律的な開発体制の構築が求められていました。
施策:「業務を見直す思考力 」と「kintoneの実装力」を養う、3ヶ月間の伴走型実践研修を実施しました。
成果:参加した全部署で自律的な開発を実現し、生産性向上に資するアプリ構想も創出されました。
お客様プロフィール:
株式会社池田泉州ホールディングスは、主に大阪府・兵庫県を拠点とする池田泉州銀行を中核企業とした金融持株会社です。グループ内には銀行の他、証券、リース、クレジットカード、ベンチャーキャピタル、デジタルバンク等を有し、グループ全体で総合的な金融サービス、ソリューションを展開しています。
目次:
池田泉州ホールディングス様においては、池田泉州銀行にてkintoneを導入しているものの、アプリ開発を担う人材の育成が重要なテーマとなっていました。社内リソースのみでの研修展開が難しく、外部ベンダーの活用を検討している状況でした。
ノベルワークスへのご依頼にあたって重視されたのは、単なる操作習得ではなく、現場が自律的に課題を発見し、自らシステムを作れる人材を育てることでした。
kintoneを「手段の一つ」と位置づけ、単なるツールの操作習得に留まらず、変革型リーダーシップの醸成、既存プロセスを疑う思考力の育成、課題発見能力の向上といった、業務改善における内発的動機の向上に重点を置くことを本研修の目的としました。
本プログラムの設計コンセプトは「育成の両輪」です。
単なるツールの操作習得にとどまらず、以下の2つの力を同時に養うカリキュラムを設計しました。
業務を見直す思考力:現状(AS-IS)を疑い、理想(TO-BE)を描く分析手法を学習。業務プロセスの本質を捉え、無駄を削ぎ落としつつアプリ構築の要件定義を行う思考プロセスを重視。
kintoneの実装力:アプリを作成するために必要な基本的操作やルックアップ、関連レコード、プロセス管理などの応用機能を活用した実用的なアプリ構築スキルをハンズオン形式で習得。
3ヶ月間にわたるプログラムは、インプットからアウトプットまで一貫した流れで実施しました。
集合研修:DXの本質理解とkintoneの基礎・応用操作の習得。午後のワークでは、実際に現場で抱えている課題を題材に、アプリの構造を自分たちで設計。
個別フォローアップ:オンラインでの個別フォローを実施。技術的な不明点だけでなく、実運用を見越した設計のアドバイス等も実施。
中間進捗確認:各部署の進捗を確認し、最終発表に向けたブラッシュアップを実施。
成果発表会:自ら構築したアプリと、それによる業務変革のビジョンを発表。
研修後のアンケートでは、受講者の意識と意欲に改善が見られました。
意識の変化
DX思考・マインドセットの理解度は5段階評価で4.42。
改善意欲について、全員が前向きな回答。否定的な回答はなかった。
受講者の約8割が、研修後に業務への活用イメージを持てたと回答。
実践的な成果
研修に参加した全ての部署が、アプリの提案・開発に取り組んだ。
一部の部署では、月間20時間の工数削減につながるアプリ構想も生まれた。
本プログラムを通じて、参加者の意欲と基礎スキル形成に繋がりました。一方で、「社内ヘルプ窓口が欲しい」「フォローアップ研修を続けてほしい」という声が多数寄せられており、研修後の定着支援こそが次の重要テーマであることも明らかになりました。ノベルワークスは、このような「導入後の壁」を乗り越えるための支援プログラムも提供しています。
公開日:2026年6月22日
執筆:ノベルワークス 社長室 下村