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能登半島地震における支援活動の記録~kintoneの開発会社ができること~

さわっち

2025/02/23

能登半島地震における支援活動の記録~kintoneの開発会社ができること~

こんにちは。ノベルワークスで自社プロダクトの販売やノーコード開発などを行っている澤田です。

2024年1月1日に発生した能登半島地震から約半年が経ちました。
ノベルワークスは微力ながら、輪島市内の福祉避難所で医療福祉支援を行っているボランティア団体の方々が利用されるkintoneの開発を支援させていただきました。
今回の支援は、弊社がサイボウズの災害支援パートナーとして以前から連携していたことがきっかけで実現したものです。(実際の支援活動は今回が初めてでした)

「サイボウズ 災害支援プログラム」は、サイボウズがさまざまなパートナーと連携しながら災害対策のIT化を支援するものです。サイボウズのクラウドサービスの無償提供と導入・構築支援をはじめ、SNSやWebサイトによる情報共有や提供の提案、機器の手配や導入まで、支援内容は多岐にわたります。

https://cybozu.co.jp/efforts/disaster-support/

今後もどこかで災害は必ず起きてしまいます。
その時には、動ける人がそれぞれの力を発揮し、直接的・間接的問わず、被災された方々を支援していけることが重要です。
今回ノベルワークスが得意とするkintone開発が支援活動のお役に立てることがわかったのは一つの大きな発見でした。
このnoteでは、弊社の経験を記録として残します。

なぜやるのか

ノベルワークスとして

ノベルワークスが会社設立時よりずっと大切にしている想いが「世のため人のため」です。
テクノロジーの力で社会課題を解決し、ワクワクする未来を創ること。
そのために私達はテクノロジーの可能性を信じ、研究し続けています。
困っている人を助けたい。それが私たちの行動原理です。
今回、サイボウズさんから支援パートナーの募集があった際にも弊社代表の満村に手を挙げてもいいかとslackで確認すると添付のように即答してくれました。(こうやって後押ししてもらえると、安心して参加できます!)

他メンバーも様々な形でサポートしてくれました。

個人としての想い

1月1日に地震が発生した時、自宅でテレビを見ていました。
各局の番組が地震を報じるものに切り替わり津波警報がでたあたりで心がざわざわし始めてずっと現地の様子を確認しながら落ち着かなかったのを覚えています。
そのうち「一般のボランティアはまだ来ないで」といった内容がSNSで拡散されました。
私は温かい家にいながら、以前福島県にボランティアに行った際に出会った方に貰った「できる人ができる時に、できる事をしたらいいんだよ」という言葉を言い訳に「私にできることって募金くらいだしな(いつもそう)、こういう時に役に立つのは普段からこういう活動に参加していたり体力がある人だし、しょうがない」ともやもやとした気持ちを抱えつつもいつも通り過ごしていたんです。
そこにサイボウズさんからkintoneの開発支援ができるパートナーを募集しているという連絡をいただき(表現が正しくないかもしれませんが)「その手があったか!私にできることがあった!」と目の前が開けたような気持ちになり、「やります!」と声をあげさせていただきました。

支援の記録(タイムライン)

支援の記録(タイムライン)

1月10日 支援開始
サイボウズより、支援を求められている団体の共有があり弊社も手をあげました。
対応メンバーは私ともう1人、kintone開発をメインで行っているメンバーの2人です。

1月11日 オンライン打合せ

現地の担当の方とオンラインでお打ち合わせを行いました。
 支援活動の内容や課題感、kintoneでどのようなアプリが必要かなどお伺いしました。
課題となっている現地で支援をされるボランティア間での情報共有をkinone上で行うことになりました。
同日、サイボウズから無償でkintone環境の提供がありました。

1月12~17日 アプリ作成期間

サイボウズから提供されたkintone環境にてお伺いした内容を基にアプリの作成を開始しました。
通常の業務もあるので、隙間時間や業務後の時間を利用して私ともう1人のメンバーで分担して対応しました。

1月20日 利用開始

ボランティアの方々全体で利用を開始いただきました。

1月21日~3月末 随時改修期間

ご利用時いただく事で出てくる改善点や要望に応じて随時アプリを改修・追加しながら3月末頃まで現地での活動にご活用いただきました。

作成したアプリ

作成したアプリは合計6アプリ、避難者の方及びボランティアスタッフの情報の管理・共有がメインです。

作成したアプリ

初めから完成系を目指すのではなく、まずは粗い状態で作成して担当者の方にアプリを実際に触ってもらいフィードバックを貰って修正する。を5日間繰り返しました。
やりとりはすべてkintone内のスレッドでテキストと画像、時には動画を織り交ぜながら行いました。

作成したアプリ

私個人のこだわりとして、すべてをkintoneで行うことが正しいわけではない
あくまでも現場の方々が支援活動をされる際に役立つツールとして利用してもらいたいという思いがありました。
その為、現場での情報共有で利用しているホワイトボードはそのまま残し写真に取ってkintone上に保存してその場にいない人も過去分を含めて確認できるようにするなど現在のやり方とkintoneを良いバランスで組み合わせることを意識しました。

作成したアプリ

そのほか、出来るだけ入力を簡単に・視覚的わかりやすいように
機能拡張サービスであるプラグインの利用やカスタマイズも行いながらアプリを完成させていきました。
様々なプラグインを無償で利用することができる体制だったことは、複数の企業がサイボウズの災害支援パートナーとして連携していることのメリットの一つだと感じています。

作成したアプリ

振り返り

先日パートナーの皆様との振り返り会が開催されそれぞれの支援内容を共有するとともに、今後また災害が発生した際にどのように協力体制を構築するかについてなどの意見交換の機会もいただきました。

https://note.com/tanenaekocb/n/nb3c87b3cb9d8

有事の際、弊社のようなシステム開発会社がどのような支援ができるのか以前より課題として認識していましたが、今回サイボウズ災害支援パートナーとしての活動を通じて自分たちがやるべきことが少し見えてきたように感じています。
また、kintoneは簡単に業務アプリを作成・改修できるため、じっくりと要件を確認することが難しい場合にも「まずアプリを作る」&「使いながら改修していく」というアジャイル的な開発を行うことに適していると改めて実感しました。

私たちはこれからも微力ながら、この活動を継続していきます。
被災された方々が一日でも早く平穏な日々を取り戻せるよう、心から願っています。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
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