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kintone AIラボのアプリ作成AIとChat GPTで競わせる

しもむー

2025/05/29

kintone AIラボのアプリ作成AIとChat GPTで競わせる

kintone AIラボがついに提供スタート!
今回は、「kintone AIラボ」の「アプリ作成AI」機能を使ってみます。

【kintone AIラボ】https://kintone.cybozu.co.jp/feature/kintone-ai-labo.html

■今回試してみたかったこと

今いろんな生成AIサービスが出ている中、「アプリ作成AI」ならではの事ってなに?ChatGPTでも出来るはずだけど、使い勝手はどう違うのか?って疑問も湧いてきたので、検証もかねて両方のツールを使って作成してみます。

今回作るもの

丁度社内のISO取得に向けて、情報セキュリティの管理の一環で「情報漏洩のリスクを減らすためのチェックリスト」を作成することになりました。

広報、マーケメンバーは社外に情報を発信することが多いので、情報漏洩のリスク対策の一環として、以下承認フローを挟み情報を公開するといった流れをとり、安心して情報公開ができるように整備します。

作成物を添付し、チェックリストを確認する→監査部門に審査を回す→承認→公開

まずは担当者でのチェック、その後承認をもらうため、承認フローがいるな・・・
kintoneが適任!!!ということで、このチェックリストとフローをkintoneで実装することにします。

kintone AIラボ”アプリ作成AI”の使い方

【アプリ作成AI】https://jp.cybozu.help/k/ja/ai/app_boost.html

kintoneの魅力は「QAサイト」が充実していること。(国産メーカーならではの良さ)
ここにある内容でそのまま進めれば基本的にはOKです。

アプリ作成AIは、アプリ作成画面で[アプリ作成AI]ボタンが表示されて使えるようになるので、QA読んでおかないと「どこから使うんや」となるかもしれません。

kintone AIラボ”アプリ作成AI” VS ChatGPT

①アプリのフィールド項目を決める

そもそも、どんなチェックリストがいるのだろうか…チェックリストの作成からお願いすることに。

kintone AIラボ”アプリ作成AI”

ISOを取得している企業として、情報漏洩に繋がる広報物や資料やセミナーのスライドなどを外に出す情報としてレビューする中で抜け漏れなく検知する必要がある。レビュアーがレビューする際に気づきとなるレビュー観点をリスト化してください

情報セキュリティと品質管理の観点から、重要な課題に取り組もうとされていますね。情報漏洩を防ぎながら、適切な情報公開を実現するためのレビューアプリを作成するお手伝いをさせていただきます。

まず、業務フローについて理解を深めるために、いくつか質問させていただけますでしょうか?

1.レビューのプロセスはどのような流れになっていますか?(例:担当者が作成 → 部門長確認 → 情報セキュリティ担当確認 → 承認、など)
2.現在、レビュー時のチェックリストやガイドラインは存在していますか?
3.レビュー対象となる資料の種類(広報物、セミナー資料、製品資料など)によって、確認すべき観点は異なりますか?

これらの点について教えていただけますと、より的確なアプリを提案させていただけます。あなたの業務に寄り添ったアプリを作成いたしますので、まずは業務の実態についてお聞かせください。

1.監査部門に審査を回す→承認→公開 2.存在していない 3.異ならない

ご回答ありがとうございます。承知いたしました。 業務フローについてさらに理解を深めるため、もう少し質問させていただけますでしょうか?

1.レビュー後に修正が必要になった場合、どのように差し戻しや再レビューを行っていますか?
2.レビューの履歴(誰が、いつ、どのような指摘をしたか)は残す必要がありますか?
3.レビュー時に確認すべき重要な法令や規格(個人情報保護法、ISO27001など)で特に意識すべきものはありますか?

1.差し戻し、再レビューを行う 2.履歴を残す必要がある 3.ない

・・・以下省略・・・

深ぼって質問されます。質問内容に答えていくと、アプリ作成の提案をもらいました。

▼実際の画面

レビュー状況はラジオボタンで提案してくれました。
ここはプロセス管理で実装したいですが、アプリ生成AIは恐らくそこまで対応していないので、フィールドで対応できる範囲で提案してくれているみたいです。

資料種別のドロップダウンですが、選択肢も提案してくれているので良いですね。
修正履歴や承認者といった項目もあるので、とりあえずの形のベースはこれで良さそう。

個人情報保護やコンプライアンス、品質について項目がそれぞれ分かれているので、今回求めているものの理想形に近いです。

ChatGPT

kintone AIラボ”アプリ作成AI”と同じプロンプトを流してみます。

ISOを取得している企業として、情報漏洩に繋がる広報物や資料やセミナーのスライドなどを外に出す情報としてレビューする中で抜け漏れなく検知する必要がある。レビュアーがレビューする際に気づきとなるレビュー観点をリスト化してください

承知しました。
ISO(特にISO/IEC 27001などの情報セキュリティマネジメントシステム:ISMS)を取得している企業として、広報物・資料・セミナースライド等の対外公開物をレビューする際に、レビュアーが抜け漏れなくチェックすべき観点を以下に体系的にリスト化します。


📋 情報漏洩防止のためのレビュー観点リスト

(ISO/IEC 27001対応を意識した公開前チェック観点)

🔹 1. 個人情報・識別情報の確認

  • 氏名、メールアドレス、電話番号などの個人情報が含まれていないか

  • 社員番号、顔写真、社内チャット名などの識別可能な情報が含まれていないか

  • 外部協力会社や顧客担当者など、第三者の情報が無断で含まれていないか

🔹 2. 顧客・取引先・社内情報の守秘性チェック

  • 顧客名やプロジェクト名など、取引先が特定できる情報が含まれていないか

  • NDA対象情報(取引条件・提案内容など)が含まれていないか

  • 顧客のロゴや画像を使用している場合、許諾を取得済みか

  • 特定部署・チーム名など社内の構成情報が開示されていないか

・・・以下省略・・・


このように、全8項目とその項目に対するチェックリストを3-4個ずつ生成してくれました。もうこれでバッチリなんですけど・・・・。

結果

やはり、「リストを作る」と言う観点では、”ChatGPT”の圧勝でした。
kintone AIラボ”アプリ作成AI”は、アプリを作るのに特化しているからね、仕方ない。
とはいえ、リスト自体が作れないとフィールドに落とし込めないので、作るまでのプロンプトをしっかり丁寧に伝えてあげないと、理想の形に辿り着くのは難しいように感じました。

ChatGPTだと、1プロンプトだけでしたからね。この差は大きいかも。

②アプリを作る

さあ、ここからが本番です。必要となる項目が決まったので、実際にkintoneアプリを作ってもらいます。

kintone AIラボ”アプリ作成AI”は、そのままアプリ作成までできるのでその機能を使って実際どんな感じで作れるのか。

ChatGPTはそのままアプリは作れないので、CSVインポートでのアプリ作成機能を使うために、CSVデータを生成するところまでをゴールにします。

kintone AIラボ”アプリ作成AI”

「この内容をフォームに反映」をポチーとして約30秒くらい。
アプリ側にフィールドが反映されました。

めっちゃ楽やん。
意外だったんですが、必須項目の設定も自動でされているところ。
kintone AIラボ”アプリ作成AI”からの回答には、「これは必須ですよね」とかなかったし、特に命令している訳でもないので、ここまでやってくれるんだと( ゚Д゚)驚き。

ちなみに、フィールドコードも設定してくれています。
kintoneアプリ作成時の「メンドクサイ設定」をやってくれている、という感じですね。

ChatGPT

さて、GPTさんにも頑張ってもらいましょう。初手が優位だっただけに期待が高まります。


「情報漏洩防止のためのレビュー観点リスト」で作ったリストをkintoneでアプリ化したい。アプリをCSVインポートで作成するので、インポートのCSVデータを作って。CSVの作り方はこのサイトを参考にして。https://jp.cybozu.help/k/ja/app/setup/app_csv/add_app_csv.html「情報漏洩防止のためのレビュー観点リスト」で作ったリストはチェックボックス形式にしてね。サンプルデータはチェックボックスの値を設定するにはサンプルデータが必要だから、サンプルデータにチェック項目を設定してね。

kintoneの公式ヘルプページ(CSVファイルからアプリを作成する)に基づき、情報漏洩防止のためのレビュー観点リストを含むアプリを作成するためのCSVファイルを作成しました。
以下のリンクからCSVファイルをダウンロードできます:
📎 kintone_review_app_fields.csv をダウンロード


(;^ω^)…。
ちょっと指示が雑だったかなー。ごめんごめん。そんな私もプロンプト書くの慣れてないからさ。

その後も細かく指示したりと繰り返した結果がこちら。

もうどう指示したらいいか分からない、ごめんなさいギブアップです。

結果

流石、kintoneのアプリ作成に特化してるだけあって、kintone AIラボ”アプリ作成AI”の大勝利でした。

正直なところ、ChatGPTにもっとちゃんとしたプロンプトを渡せていたら結果は違ったと思いますが、私には無理でした。言葉にするって難しい。

まとめ

プロンプト次第ってのはありますが、どちらを使ってもkintoneアプリの作成はかなり楽にできることが分かりました。kintoneでのアプリ作成で一番めんどくさいのが、チェックボックスやラジオボタンなど選択式のフィールドに値を登録することなんですよね。その手間がないだけでもかなり助かります。

そもそものリストや何が必要かを作るのはChatGPTで。そのテキストをkintone向けに変換しkintone AIラボ”アプリ作成AI”に流し込みアプリを作る。そんなハイブリットな使い方が良さそうです。

ただ、「どんなアプリを作りたいか」「アプリを作ってどんな事を成し遂げたいか」を整理する部分と、その整理された情報を"kintoneならどう作る?”が非常に肝となるように感じます。(GPTではここが難しい)

ちなみに、弊社が提供している「レクシンAI for kintone」は、kintoneに特化したAI。
この「どんなアプリを作りたいか」「アプリを作ってどんな事を成し遂げたいか」の整理や、そもそもの課題を理解する部分から、"kintoneならどう作る?”をアシストしてくれます。
ぜひアプリ作成の際のお供にどうぞ。

レクシンAI for kintone

【レクシンAI for kintone】https://www.reqxign.net/