
ノベルワークス
2026/09/01

これまでSIerは、「顧客の要望に忠実にシステムを作ること」が価値とされてきました。ですがAIの進化により、開発時間が大幅に短縮され、システム開発のあり方が変わろうとしています。
本当にこのまま、SIerの価値はなくなってしまうのでしょうか?
ノベルワークスは『世のため、人のため』という理念のもと、このピンチにワクワクし、『新たなSIerの価値』を生み出すチャンスと捉え、SIerの働き方をトランスフォームするため、動き出しています。
※本記事掲載の情報は、2026年8月時点のものです。
『新たなSIerの価値』を生むため、弊社では「AI時代のkintoneアプリ開発サービス」をリリースしました。
その背景には、弊社代表の満村が若かりしエンジニア時代から抱いていた、「誰のためのシステム開発なのか?」という違和感にありました。
開発側は「契約どおり、納期どおり、品質の高いシステムを完成させること」に目が向き、顧客が求めているのは「そのシステムによって、業務や事業が良くなること」。システム開発の完了と、顧客にとっての成功は、必ずしも同じではありません。「納品したものの稼働率が低い」と言われた経験もあり、満村は「本当に重要なのは、システムを作ることではなく、お客様の役に立つことだ」と考えていました。
しかし当時は、システムを作ること自体に膨大な時間とコストがかかり、納品後の成果まで伴走することは簡単ではありませんでした。
ですが時代は変わり、いまやAIで「開発にかかる時間とコスト」を大幅に圧縮できるようになり、満村が実現したかった「真にお客様の役に立つ」ために、もっと時間を使えるようになりました。
AI時代にSIerがどんな付加価値を提供するのか、その答えは会社によって異なると思います。
ノベルワークスは、AIで「速く作ること」そのものではなく、「作ったシステムで、本当にお客様の役に立つところまで、とことん向き合うこと」に価値を置き直しました。

従来の一般的な開発では、要件定義から設計・開発・テストなど多くの工程を経るため、顧客が実際にシステムに触れられるのは完成間近で、その開発には数か月かかることもありました。
そのため、「完成してみたら思っていたものと違った」ということも起こりえるわけです。
弊社ではこの課題を解決すべく、新たな開発サービス「FLASH AI」をリリースしました。
従来の開発方法との違いは、kintone開発に特化したAIと、経験豊富なSIerのコンサルタントが、顧客の業務をヒアリングしながら、初回相談打合せの場でkintoneアプリを構築する点です。
「完成するまで分からない不安」をなくすため、コンサルタントはその場でアプリを作って、顧客はその場で修正を伝え、完成させられます。
開発者:「作ってみました、ご自身でアプリを触ってみてください」
顧客:「リクエスト通りでいいですね!でも、実際触ってみると、業務中これだと見にくいかも。ここを変更できますか?」
開発者:「確かにそうですね!少し変更してみましょう。…このような感じでどうでしょうか?」
顧客:「良いですね!そうなるとこっちも気になりますね…!」
作って、触って、気づいて、また作る。
この「ライブ感」のある開発によって、実際にアプリを触ることで初めて見えてくる「使い心地」や新たな要望を、その場で顧客とSIerが確認しながら、形にしていくことができます。
また、AIで「速く作ること」そのものではなく、作ったシステムとデータを活用し、顧客の事業成果にコミットすることがSIerの価値だと再定義しています。だからこそ、まずは実際にアプリを使って効果を確かめてもらうため、FLASH AIでは初回のアプリ開発費用を無料としています。
これまでのSIerは、「私はシステムを作るプロであって、顧客の業務のプロではない。だから、業務のことはお客様に教えてもらう」というスタンスでした。
ですが、「作る」ことだけがSIerの価値ではなくなった今、AIで爆速開発できるようになったことで、顧客の業務や業界をより深く理解し、成果をだすところまで伴走することができるはずだ、と私たちは考えています。
「作り手」から「伴走者」へと、SIerの役割をトランスフォームし、顧客の課題解決だけでなく、システムとデータを活用して顧客の成果にコミットしていく未来を描いています。
そのためには、顧客の業界を理解し、企業の利益構造や顧客、業務、課題、そして目指す成果など、これまでもってなかった知識も必要になってきます。「上流から下流まで、どんな構造で価値とお金が動いているのか」という事業構造として理解し、顧客と同じ目線に立つことができれば、やっと『顧客と同じゴールを見て、真に役に立つシステムを作り、役に立つことができる』のです。
それができれば、SIerも顧客も同じチームの一員として、同じゴールに向かって熱く、情熱をぶつけながら「人間らしい」仕事ができると私たちは考えています。

「顧客の成果にコミットする」と言う以上、『何をもって成果とするのか』を始めに決めておくべきです。顧客と目指す成果を具体的な数字で共有し、その達成に向けてシステムを開発・改善していく。その考え方を実際のサービスとして形にしたのが、成果報酬型のシステム開発です。
「システムを納品したから終わり」ではなく、「この数字をここまで改善する」というところまで顧客と一緒に把握して追いかける。そうすれば、SIerにとっても顧客にとっても、システムが本当に役に立ったのかを同じ基準で判断できます。
もちろん、成果がすべて数字で表せるわけではありません。それでも、売上や利益、業務時間、成約率、顧客数など、事業に直結する指標をできるだけ明確にすることは大切です。
本来、システムは『顧客の成果』を生み出すための手段です。
「何時間かけて開発したか」ではなく、「どれだけ顧客の成果につながったか」。そこを数字で測るからこそ、SIerも顧客も同じ方向を向いて、成果に向けてシステムを改善していけます。
成果を数字で共有することは、同じゴールに向かうチームであるSIerと顧客の関係をフェアにしてくれると考えています。
AIによって、システム開発はもっと速く、もっと自由になります。
これまで多くの時間をかけていた設計や開発の仕事も、AIによって大きく変わっていくでしょう。
だからといって、SIerの仕事がなくなるわけではありません。
むしろ、システムを「作る」ハードルが下がるからこそ、AIには代替しきれない、人と人との対話や信頼関係の構築、相手の言葉になっていない課題を引き出す力など「人にしかない能力や魅力」が重要になり、「伴走者」としての力が必要になってくるのです。
だからこそ、より一層、AIにはAIの得意な仕事を任せ、人は人にしかできない仕事に、注力し、「どうすれば顧客の役に立てるのか」に、もっと向き合えるようになる。
ノベルワークスは、そんなSIerの未来を、AIとともにつくっていきたい。
SIerの仕事は、これからもっとオモシロくなるはずです。

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